「ほんとのチョーキューメイは、根っこがわりと暗いですよ(笑)」
ポップでキュートでキャッチーなその音楽の裏に潜む、「譲れないもの」とは?
インタビュー=ヤコウリュウジ 撮影=オノツトム
「好きです」ではなく「恋人になりたい」と踏み込み、《恋に落ちている》と何度も繰り返すまっすぐなラブソング“貴方の恋人になりたい”がTikTokを中心に異次元のバズりを見せ、7億を超える再生回数を叩き出しただけでなく、アジア各国のバイラルチャートでもトップ10入りしているチョーキューメイ。
オリエンタルさも漂うメロディにポテンシャルをビシビシと感じさせるアレンジでにわかに注目を集めていたバンドであり、いつブレイクしてもおかしくはなかったのだが、「いい曲だったらいつでも流行る可能性を秘めてるんだなって感動しましたね」とメンバー自身が語るように、まさか1年前に発表したこの曲がターニングポイントになるとは誰も想像してなかったはず。とはいえ、彼女たちの魅力はそれだけではない。シリアスで内向的とも言える空気をまとったり、スタンダードな展開を外した曲も秀逸だったりする。本誌初インタビューでその成り立ちや目指すスタンスに迫ってみた。(ヤコウリュウジ)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年9月号より抜粋)
『ROCKIN'ON JAPAN』9月号のご購入はこちら
他ラインナップはこちら