ボブ・ディランは中国への入国が拒まれて、今回のアジア・ツアーの一部の中止に追い込まれた。
ボブは一連の日本公演の後、韓国、台湾、上海、北京を公演することになっていたが、ボブのプロモーターのブローカーズ・ブラザーズ・ヘラルドによると、中国政府に公演を阻止されたので、台湾と中国公演は中止にせざるをえなくなったという。
ブローカーズ・ブラザーズ・ヘラルドのジェフリー・ウーは「(日本の文化庁に当たる)中国政府文化部から上海と北京公演の許可が降りなかったため、予定していた東南アジア・ツアーは中止にせざるをえなかった」と、香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト(南華早報)紙に語っている。
「中国で演奏できるということがボブにとって今回の最大の目的だったので、それができなくなった時点ですべて中止になった」とウーは説明している。
ウーによれば、ビョークが2年前の中国公演で“ディクレア・インディペンデンス”のパフォーマンス中に「チベット!」と連呼した事件を境に、中国政府は海外アーティストの許認可について非常に神経質になっているという。
オアシスも去年、中国での公演を中止に追い込まれたが、これもノエル・ギャラガーが97年にフリー・チベット・コンサートに出演していたことが判明したからだった。