7月28日に初期の食道がんを患っていることを公表した桑田佳祐が、7月31日23時から放送の自身のラジオ番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(TOKYO FM)で、現在の病状をリスナーに報告した。
桑田佳祐は番組冒頭、「私、桑田佳祐は、療養のため、音楽活動、また当番組をしばし休まざるを得ない状況となりました。すみません」と挨拶し、まず、がん発見までの経緯を説明した。それによれば、5月ごろからゲップが多く出るようになったことを医師に相談したところ、前回の定期検診の段階で食道が荒れていたこともあり、早めの内視鏡検査受診を勧められたという。そこで、毎年、自身の誕生日である2月ごろを目安に受けているという定期健診を前倒しし、内視鏡検査を受診した結果、早期でがんを発見することができたとのこと。
その後、妻である原由子の幼なじみの医師に、がんの専門医を紹介してもらい再検査。そして悪性の「扁平上皮がん」と診断された。がんがまだ初期の段階にあるため、手術と3ヶ月から半年というスパンでの療養を決意したという桑田佳祐は、当初は「クヨクヨした」というものの、病気に正面から挑み、必ずやステージに復帰すると宣言した。
手術は、患部を切除して胃と食道をつなぐというもので、2~3週間の入院を要し、医師には、「1年後くらいにはステージに復帰できますよ」と言われたという。
桑田佳祐のコメントの放送時間は約20分間で、その後新曲“本当は怖い愛とロマンス”を番組内でオンエアした。同曲は8月25日に、当初の予定通りシングルリリースされることになっている。