ポスト・パンク期からブルースとモダン・ロックの狭間を実験的にえぐり出してきたニック・ケイヴ・アンド・ザ・バッド・シーズだが、ニックは2011年に新作をリリースすることを明らかにしている。2008年の『ディク、ラザルス、ディグ!!!』以来の新作となるが、ただ、ニックによれば、まだ新作の曲作りはまったく始めていないという。
「来年はバッド・シーズとして新しいレコードを出すことになるよ」とニックはスピナーミュージックに語っている。「とはいえ、まず新曲を一枚分書かないとならないけどね。まだ、ひとつも書いちゃいないんだけど。もともと事前に書くような段取りはしたことないからね」。
「次の新作の作業開始日っていうのが決めてあって、その日になったら事務所に詰めて始めるんだよ」とニックは説明する。「けど、グラインダーマン(バッド・シーズの中核メンバーによる別名ユニット)の今のツアーが終わるまではなにも始めないつもりだよ。こっちもものすごいツアーになってきてるからね」。
ニック率いるグラインダーマンは9月に『グラインダーマン2』をリリースして以来、精力的にツアー中で、現在はアメリカ・ツアーの真最中。来年1月には南半球のフェス、ビッグ・デイ・アウトへの出演も控えている。
(c) NME.COM / IPC Media 2010