ベル・アンド・セバスチャンは新作『ライト・アバウト・ラヴ~愛の手紙~』を昨年10月にリリースした際、レコードを購入した全リスナーになんでもいいから愛についてなにかを書いて送ってほしいと募っていた。これはスチュアート・マードックがそうした原稿をすべて選別し、最優秀だと思えたものについてはバンドがその本人を訪れて直接会って、そのことを曲にするという、究極のファン・サービス企画の一環として行われたものだ。そして、その幸運な優勝者がついに決まったとか。
マタドール・レコードのブログが発表したところ、その人物はアメリカのネブラスカ州オマハに住んでいる15歳のジョン・フィセネックくん。ジョンが書いたのは「まだ18歳になっていない人に言います、デートしている女の子に対してこの子と結婚することになるのかもなどと思ったら絶対にだめ」という書き出しで始まるエッセイで、「公ではキスはほっぺまで」「詮索はしちゃだめ」「絶対に妬まないこと」などとジョンなりの恋のアドバイスが綴られているもの。
受賞の心境をジョンはローリング・ストーン誌にこう伝えている。「ちょうどある人と別れたばっかりの頃に書いたもので、そのあとで、また別な人と付き合うことになったんだ。だから、ぼくが過去に経験してそこから学んだことを書いたんだよ」。
ちなみにサイトではジョンの文章を激しく非難するファンもなかにはいたそうだが、「みんなそれぞれ意見があるんだし、それを表明する権利は誰にだってあるよ」といたって平静。
また、ジョンが生まれたのはなんとベル・アンド・セバスチャンがデビューした96年。バンドを知ったのはスケボー・ビデオにベル・アンド・セバスチャンの楽曲が収録されていたのがきっかけで、大好きになってしまったのだとか。特に好きなのは“スターズ・オブ・トラック・アンド・フィールド”など、古くてちょっと悲し目のナンバーだそう。