レディオヘッドのジャケットを手がけるスタンリー・ドンウッドが、今作のパッケージや無料新聞について語る

レディオヘッドのジャケットを手がけるスタンリー・ドンウッドが、今作のパッケージや無料新聞について語る - 2011年作 『ザ・キング・オブ・リムス』2011年作 『ザ・キング・オブ・リムス』

レディオヘッドのトム・ヨークとの大学時代の友人で、これまで『ザ・ベンズ』以降のレディオヘッドのジャケット・デザインなどをすべて手がけてきているスタンリー・ドンウッドは、バンドの新作『ザ・キング・オブ・リムス』の性格や先月配られたレディオヘッドの新聞『ザ・ユニヴァーサル・サイ』の制作などについてNMEに記事を執筆している。

「ぼくがレディオヘッドの作品でパッケージを手がけた一番直近の試みは『イン・レインボウズ』での紙や厚紙の塊のようなものだったのだけど、今度のアルバムはバンドの現状をそのままドキュメントしたような作品なので、そういうパッケージはまったく釣り合わないだろうと思った」とスタンリーは説明している。

「さまざまなアイディアを次から次へと練り、いつものミーティングを重ね、さまざまな会話を交わし、いろんな試みや作業にいそしみ、あれこれ悩み、また未知なるものへの不安を感じながら、その果てにぼくたちは『ザ・キング・オブ・リムス』と一緒に聴き手に提供するさまざまなものの1つとして、この36ページに及ぶ大判のカラー刷り新聞を作り上げることになった」

ちなみにスタンリーが新聞に着目したのは、たまたまベンチに数時間置きっぱなしにした新聞がそれだけで黄ばんでぱりぱりになったということがあって、その繊細さがいたく気に入ったからだとか。

スタンリーは新聞が聴き手に提供するものの1つでしかないと触れているが、ほかにどういうものが予定されているのかについては、まだ明らかになっていない。
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