ウィルコのジェフ・トゥイーディ、新作の制作作業はメンバー間の以心伝心で順調に進んでいると語る

ウィルコのジェフ・トゥイーディ、新作の制作作業はメンバー間の以心伝心で順調に進んでいると語る - 2009年作『ウィルコ(ジ・アルバム)』 2009年作『ウィルコ(ジ・アルバム)』

2009年の『ウィルコ(ジ・アルバム)』に続く新作を『Get Well Soon Everybody』という仮タイトルで進めていて、およそ20トラックほどレコーディングも終えていることをすでに明らかにしているウィルコだが、ジェフ・トゥイーディによれば、その20曲も「50曲か60曲くらいから選別したものだからね。ぼくとしてはソングライティングという意味でかなり活発な時期に入ってるといえるんだ」とローリング・ストーン誌に語っている。

これだけ曲が書けている理由としてジェフはこれまでのキャリアでおそらく一番長いオフを取っているからだろうと説明していて、ライブを間近に控えている状態ではどうしても持ち歌から自由になれないと語っている。

「とりあえず、20代だった頃から数えても間違いなく一番長いオフを今取ってるし、それが大きな助けになってるんだよね。昔の持ち歌のしっくりくる感じから自分を遠ざけるという意味でもね」。

また、気になる新作の傾向についてジェフはこう説明している。「大雑把にいって今回は2つの傾向があって、1つは比較的変というか、ちょっとひねくれて上から目線のポップ・ソングになってて、もう1つはもうちょっと脱力系で雰囲気とか佇まいがもっと前面に出たカントリー的作品になってるんだよ」。

作品のアレンジ面については完全にバンドとしての作業になっているとジェフは説明していて「6人の野郎がお互いに全幅の信頼を置いて特に言葉を交わさずとも意思の疎通をはかれているという素晴らしい結果になってるんだ」とのこと。

ちなみに今回は古巣だったノンサッチ・レコードとの契約を終了し、自らのレーベル、dBpmレコードを設立しての作品となるが、このレーベルの名前は実は2004年の『ゴースト・イズ・ボーン』のタイトルとして思いついたものだったのだとか。ただ、「意味がないから結局使えなくてさ」とジェフは説明している。「でも、ロゴとしてならかっこいいじゃん」。
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