ザ・ドラムスのジョナサン・ピアースがキングス・オブ・レオンは解散するべきだと語る
2011.09.20 20:30
セカンド・アルバム『ポルタメント』をリリースしたばかりのザ・ドラムスだが、ボーカルのジョナサン・ピアースはキングス・オブ・レオンは解散して引退するべきだと語っている。
ジョナサンによれば、ザ・ドラムスはザ・キングス・オブ・レオンのサポートを最近務めたことがあり、その時の経験から彼らはもうバンドをやめるべきなのではないかと思ったということだ。
「ぼくとしては連中にバンドを畳んで音楽活動をやめた方がいいと勧めたいよ」とジョナサンは語っている。「連中の書いてる曲って誰のためにもなってないし、ほんのちょっとでもぼくの気持ちに訴える曲はひとつもないと思うんだ。ブリトニー・スピアーズの新作の方がまだましだと思うし、少なくともブリトニーの新作はよくできたポップ・ソングが揃ってて、ぼくはそういうのは好きだからね」
またジョナサンは2008年にはチャート1位にも輝いたキングス・オブ・レオンの“セックス・オン・ファイアー”を酷評し、ベースのジェアード・フォロウィルがバンドにいることを嫌がっていることを次のようにClickmusic.comに指摘している。
「連中はなんか典型的なアメリカのバー・バンドって感じだし、おもしろくもなんともないよ。あの“セックス・オン・ファイアー”にしてもこれまで聴いた曲のなかでも最悪の部類に入るし」
そして、ジョナサンはこう続けている。「ただ、ジェアードについては本当に気立てのやさしいやつなんだって、それは言わせてほしいんだ。みんなに見せている姿よりも実は頭のいいやつなんだよ。ぼくにはジェアードはあんまりキングス・オブ・レオンとして出してる音楽が気に入っているようには思えないんだ。ジェアードとは結構話し込んだりもしてるし、わりと打ち解けて話してくれるんだよね。音楽の趣味はすごくいいし、すごいバンドが本当に好きなんだよ。ぼくにはなんだかジェアードにとってのキングス・オブ・レオンって単なるひとつの仕事なのかなっていう感じがするんだよね」。
「すごくやってて悲しくなる状況じゃないかと思うんだよ。ただ、形だけ装ってるっていうのはさ。クリエイティヴな環境で自分を正しく表せないっていうのは状況としてちょっと暗いものかなあって思うんだよ」
今回のジョナサンの発言は、7月にキングス・オブ・レオンはボーカルのカレブ・フォロウィルが突然、ライブの途中でステージから降りてしまい、その後アメリカ・ツアーが中止になった事件を受けてのものだと思われている。カレブの突然の演奏中止はその後、「過労と喉の不調」によるものだと説明されている。
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