ザ・スマッシング・パンプキンズ、大々的な世界ツアーへ向けて活動始動

ザ・スマッシング・パンプキンズ、大々的な世界ツアーへ向けて活動始動 - 1995年作『メロンコリーそして終りのない悲しみ』1995年作『メロンコリーそして終りのない悲しみ』

11 月30日に『ギッシュ』と『サイアミーズ・ドリーム』のリマスタリング再発を控え、さらに2012年には『メロンコリーそして終わりない悲しみ』などの再発と大々的なツアーを予定しているスマッシング・パンプキンズだが、10月5日からウォーム・アップ的な12公演からなるアメリカ・ツアーに乗り出している。

初日はロスアンジェルスのウィルターン・シアターでのライブで、今現在進行しているプロジェクトが『Teargarden by Kaleidyscope』というサイケデリックなイメージ漂うタイトルを冠しているだけに、舞台のセッティングもそれに対応するサイケなものになっていたそうだが、パフォーマンスの内容そのものは無駄を削ぎ落としたテンションが強烈に高いものとなっていたとローリング・ストーン誌が伝えている。

MCでここ数年ビリー・コーガンが披露していた長広舌も一切封印し、ほとんどMCなしという状態でライブは進行し、ビリーもギリギリのテンションを自身の歌とギターにすべて爆発させていったとか。特にビリーのパフォーマンスが出色だったのは年内にリリースされる新作『Oceania』からの“Quasar”と『サイアミーズ・ドリーム』からの“奇人U.S.A.”だったという。そのほかにも『サイアミーズ・ドリーム』からは“天使のロック”“シルヴァーファック”を披露し、特に“シルヴァーファック”におけるビリーとギターのジェフ・シュローダーのギターのやりとりが壮絶だったとか。

そのほかにも『ギッシュ』など、定番曲のほかと『Oceania』収録曲をほどよく混ぜ込んだセットになったという。今回のツアーは10月22日で終了し、バンドはその後ヨーロッパに向かい、本格的に世界ツアーを開始させることになる。

10月5日のウィルターン・シアターでのセットリストは以下のとおり:

Quasar
Panopticon
Starla
Geek U.S.A.
Muzzle
Window Paine
Lightning Strikes
Soma
Siva
Oceania
Frail and Bedazzled
Silverfuck
Obscured
Suffer
Thru the Eyes of Ruby
("I Am One" tease)
Cherub Rock
Owata
My Love is Winter
For Martha

Encore:
Pissant
Bullet With Butterfly Wings
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on