ギブソン・ギターがネックのフレットボード用に輸入した紫檀が環境破壊だとして3度も没収に

フェンダーなど世界を代表するギターのメーカーであるギブソンは、楽器生産のために熱帯雨林の破壊に加担しているという容疑から捜査を受けている。

ギブソンは8月に輸入した50万ドル(約3850万円)分の資材の紫檀を当局に取り押さえられ、その出所などの調査のため没収されたというが、ギブソンにとってはここ3年で3度目の摘発だったとBBCは伝えている。

アメリカではレイシー法という新しい法律が施行されていて、この法はアメリカに商品を輸入する業者はその輸入元でもきちんと合法的に調達されたものしか輸入してはいけないと定めた法律。今回捜査の対象になった紫檀は熱帯雨林で採れる木材で、年々希少価値を高めているせいでレイシー法違反の容疑を受けている。紫檀はギターのネックに使われる材料として知られている。

ギブソンは2年前にマダガスカルから紫檀を輸入しようとした際にやはり貨物を取り押さえられ、今年の6月にインドから輸入した紫檀がテキサス州ダラスに搬入された時にも同じ処置に遭っているという。

1日700本以上のギターを生産しているギブソンは一切の違法行為を否定していて、当局が関税法の読み違えをしていると指摘している。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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