9月に突然の解散宣言をし、12月21日にリリースされる全キャリアを通したコンピレーション『グレイテスト・ヒッツ~パート・ライズ、パート・ハート、パート・トゥルース、パート・ガービッジ、1982-2011』が最後のリリースとなるR.E.M.だが、ギターのピーター・バックはおそらくもう2度とみんなと演奏できなくなることが悲しいと語りつつ、そうかといって解散宣言を撤回することもまた考えられないと語っている。
ザ・ガーディアン紙とのインタヴューに応えたR.E.M.は2008年の『アクセラレイト』のリリース後に、3人がそれぞれ別の道を歩み始めることになるかもしれないという話し合いを始めたとしていて、ピーターは『アクセラレイト』のライヴが自分たちに「バンドにとって最後のツアー」になるかもしれないと意識させるとともに、3人で「最後の傑作をもう1枚」を作ろうと決意させたというが、ただ、R.E.M.としてもう2度と演奏しないと思うと気持ちが動転すると語っている。
「ぼくたちがもう2度と一緒に演奏しないだろうという可能性はすごく高いわけなんだよ。ぼくたちがこれらの楽曲を本当に長い間演奏してきたんだという事実を抜かせばね、もう一緒にやれないということは、ぼくを悲しくさせると思うんだ。でも、R.E.M.という名前を使ってまたこれらの曲を演奏する気にぼくたちをさせる動機なんて今はなにひとつ思いつかないんだよ」
さらに金銭的な報酬ではバンドにとっての動機となりえないし、活動を続けていくことの動機にもならないとピーターは語っている。「今だってツアーに出てって10億ドル(約760億円)くらい儲けるとか、そういうことも可能なんだよ。でも、そうしちゃったら、お金のためにやってることになっちゃうし、実はぼくたちはお金のためにはなにもやったことがないんだよ」。
「若かった頃は金持ちが嫌いだったし、今だってわりとそういう感じだよ。自分が今はもう金持ちであることを考えるとちょっと矛盾してるけど、でも、まあそれはなんとか折り合いのつく問題だからね」
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