アトランタ・ヒップホップのグッチ・メイン率いるクルー、1017ブリック・スクワッドのメンバーで、スクワッドの一員ワカ・フロッカ・フレイムのアルバムにも客演していたラッパーのスリム・ダンキンが12月16日にアトランタのレコーディング・スタジオの外で銃撃され他界したとAP通信が伝えている。
スリムことマリオ・ハミルトンは犯人と思しき人物と建物の外で口論になったところが目撃されていて、そのままスリムは銃撃を受けたという。その後、スリムはグレイディ・メモリアル病院へと担ぎ込まれたが、死亡していることが確認された。銃撃を行った人物の身元はまだ確認されていない。
警察のキース・メドウズ警部は次のように語っている。「被害者はおそらく銃撃の前に撮影セッションを行うつもりでいたようです。しかし、ヴィデオ撮影に入る前に被害者と容疑者の間で口論となった模様です。口論の内容についてはまだわかっていません」。
「すると容疑者は銃を抜き出し、被害者に向けて一発発砲し、被害者の胸部に命中しました」
警部はまた現在警察では複数の証言を「パズルのようにまとめている」ところだと語っていて、「目撃者がそれぞれにまるで違った事件を目撃したような証言をしているんですよね。もう一回最初に戻ってすべてを整理しているところなんです」と説明している。
まだ20代だったとされるスリムはブラック・スクワッド・モノポリーと契約していて、MTVによるとグッチ、ロスコ―・ダッシュ、パスタ―・トロイを客演に迎えた20曲入りミックステープをリリースしたばかりだったという。
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