現在すでにサードとなる新作制作にとりかかっていて、新作用に30曲は書いていると明らかにしているジ・エナミーだが、ヴォーカルとギターのトム・クラークは「音楽の現状は嘆かわしく」、それを救うのは自分とジ・エナミーだと語っている。
トムは12月23日に何度かツイッターでコメントをアップしていて、そこでほかのバンドが勇気を振り絞って時代を凝縮させたような素晴らしいアルバムを作ろうとしていないことを批判している。トムは次のように綴っている。
「ラジオと音楽は今現時点では嘆かわしい状態に陥っているよ」
「なんで誰も勇気を振り絞って偉大なアルバムを作ろうとしないんだろう? 時代を定義づけるようなそんなアルバムを? みんなが考えていることを言い得てくれるようなアルバムを? なんで真剣に作ろうとしないの?」
さらにトムはこうツイートしている。「まだ自宅のキッチンやトイレのクリスマス用の飾りつけが終わってないんだけど、この様子じゃまたぼくたちが音楽を救い行かなきゃだめなようだな」。
その後トムは今回のツイートは「半分は洒落」とコメントしている。なお、トムはNMEに2009年の『ミュージック・フォー・ザ・ピープル』に次いで来年の早い時期にリリースされるという新作は07年のファースト『ウィル・リヴ・アンド・ダイ・イン・ジーズ・タウンズ』のダイレクトなサウンドにより近い内容になっていると語っている。
また、トムは今度の新作がバンドの命運を分ける作品になるとも先に語っている。「今度のアルバムが分岐点に当たる作品になると思うんだよ。うまくいかなくて、『じゃ、おしまい』ってことになるのか、それともその先へと続くサウンドをみつけるかっていうね」
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