ジ・エナミーのトム・クラーク、今年のフェスの顔触れは「哀れなカラオケ・バカ」だらけだったと語る

  • ジ・エナミーのトム・クラーク、今年のフェスの顔触れは「哀れなカラオケ・バカ」だらけだったと語る
  • ジ・エナミーのトム・クラーク、今年のフェスの顔触れは「哀れなカラオケ・バカ」だらけだったと語る - ジ・エナミー 最新作『ストリーツ・イン・ザ・スカイ』

    ジ・エナミー 最新作『ストリーツ・イン・ザ・スカイ』

  • ジ・エナミーのトム・クラーク、今年のフェスの顔触れは「哀れなカラオケ・バカ」だらけだったと語る
  • ジ・エナミーのトム・クラーク、今年のフェスの顔触れは「哀れなカラオケ・バカ」だらけだったと語る - ジ・エナミー 最新作『ストリーツ・イン・ザ・スカイ』

ジ・エナミーのトム・クラークは2012年の音楽フェスティヴァルは「哀れなカラオケ・バカ」のようなアーティストがはびこったと語っている。

『デイリー・プレス』紙の取材に答えたトムは、今年のフェスはオリー・マーズのような「意味のない歌手や没個性的だけど流行りのキモい連中」に牛耳られることになったと語っている。新作『ストリーツ・イン・ザ・スカイ』を6月にリリースした当初も、現在のチャートはゴミで満ちていると語っていた。

「2012年のフェスティヴァル・シーズンのぼくなりのまとめというのは哀れなカラオケ・バカだらけだったなあっていうもんだね」とトムは語っている。「今年のフェスではオリー・マーズがザ・クラッシュ、ザ・ジャム、スーパーグラスをカヴァーしているというもんでね……いっそのことスーパーグラスをブッキングすりゃあいいのに(スーパーグラスは2010年に解散している)。こういう今流行りのトレンディなアーティストっていうのはブッキングに必要なんだけど、どのアーティストも自分で書いた曲なんて持ってないことに気がつくんだよね。そこでパニクって『フェスのお客さんってどういうものが好きなの? そうかバンドか』って思い当たるんだよ。それでバンドのカヴァーをやたらやるわけなんだけど、意味ないよね。自分で曲を書けよっていう」

さらにトムはこう続けている。「ポップっていうのはもっとすごいもんじゃないとさ。それに楽しくなくちゃ。それが最近のポップは、没個性的なのにトレンディなキモい連中がひどいカヴァーをやってるってものになってるからね。もう絶望しちゃうよ」

ただ、トムはこうしたボヤキを公でするのを最近では極力控えるようにしているとも語っている。「まあ、ぼくは口が悪いってことで有名だし、時に度が過ぎるんだよね。それがぼくっていう人物だから。だから、自分の性格とバンドのバランスをもっとよくとるように心がけてるんだ。口ばっかり目立っちゃうと人もそればっかり気にするようになっちゃうからね。ぼくたちとしてはもうちょっと自分たちの音楽の方に語ってもらいたいというかさ」

なお、バンドは今月末からイギリス・ツアーに乗り出す予定になっている。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする