ジ・エナミーは来月から乗り出すイギリス・ツアーのチケットをすべて5ポンド(約725円)のみという低価格に抑えたことを明らかにしている。
昨年最新作『ストリーツ・イン・ザ・スカイ』をリリースしているジ・エナミーだが、今回のツアーはインディ・クラブ・ナイトを共同で主催する各地の会場連盟であるプロパガンダ・グループの会場を巡るものになっていて、グラスゴーのO2ABCを皮切りにロンドンやバーミンガムのO2アカデミーなど10公演を3月まで行うことになる。
なお、バンドのトム・クラークは昨年の音楽フェスティヴァルについて「哀れなカラオケ・バカ」のようなアーティストがはびこったと次のように語っていた。
「2012年のフェスティヴァル・シーズンのぼくなりのまとめというのは哀れなカラオケ・バカだらけだったなあっていうもんだね。今年のフェスではオリー・マーズがザ・クラッシュ、ザ・ジャム、スーパーグラスをカヴァーしているというもんでね……いっそのことスーパーグラスをブッキングすりゃあいいのに(スーパーグラスは2010年に解散している)。こういう今流行りのトレンディなアーティストっていうのはブッキングに必要なんだけど、どのアーティストも自分で書いた曲なんて持ってないことに気がつくんだよね。そこでパニクって『フェスのお客さんってどういうものが好きなの? そうかバンドか』って思い当たるんだよ。それでバンドのカヴァーをやたらやるわけなんだけど、意味ないよね。自分で曲を書けよっていう」
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