先週末のグラミー賞で最優秀新人賞と最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞を受賞したボン・イヴェールだが、ジャスティン・ヴァーノンは受賞スピーチで少し居心地が悪いと語ったことについて詳しく説明している。
スピーチで伝えたかった心境についてジャスティンはスピン誌に「別にグラミーが悪だっていうんじゃなくて、ただ、ずっとのさばってきてることなんだよ」と説明している。
さらにジャスティンはグラミー賞を受賞したことについてまだためらいも感じてはいるが、授賞式に出席してみて実際問題として「楽しかった」ことを明かし、次のように語っている。「(グリズリー・ベアの)エド・ドロストからも『インディーのためにも賞をもらってこいよ』っていう言伝をもらってたんだ。ただ、エドがインディーと言ってなにを指しているのか、疑問が残るよね。エドとインディーの語義について話し合ったら噛み合わないところも数点出てくるかもしれないよ。でも、エドは友達で応援してるよって言ってくれてるわけだよね。この業界が存在している限り、グラミー賞が歴史的な重要性を持ってきたことは否定のしようもないし。でも、だからってグラミー賞は尊大なんじゃないかっていうぼくの個人的な憂慮が和らぐわけじゃないんだ」。
また、ジャスティンはスピーチの一部をかえって混乱を招きやすいし自己言及的なので割愛したとも話しているが、そのくだりは次のようなものだったという。「さまざまな才能あふれる人たちが世の中に多くいることを考えると、この賞をいただくにも気が引けてしまいます。それとボン・イヴェールというのはぼくが自分を捧げている独立したユニットなのでぼくが受賞してしまうことにもためらいを感じます。ぼく以外の人たちにも多くのものを捧げてもらっているので、ボン・イヴェールをアーティストとみなすことは難しいのです。ボン・イヴェールとはアーティストではないのです。ボン・イヴェールとは思想のようなものなのです」。
その一方で、グラミー賞をテレビで観ていた視聴者の多くが、ボン・イヴェール(フランス語風にリエゾンしてボニヴェールと読むため)を「ボニー・ベア」と聞き間違えて「ボニー・ベアって誰?」というツイートが頻発したことを受けて、アメリカの幼児向けアニメ・キャラクター、ボニー・ベアがボン・イヴェールとのコラボレーションを提案しているとワシントン・ポスト紙が伝えている。
ボニー・ベアの番組を放送しているベイビー・ファーストTVの広報は次のように発表している。「ボン・イヴェールさん、グラミー賞受賞おめでとうございますと、ボニー・ベアちゃんとボニーちゃんのベイビー・ファーストTVのお友達がみんなでお祝いしています! ボニーちゃんはいつも大好きなグラマフォンおじさんと歌を歌いながらきれいなお絵描きをして、子供たちにみんなの周りにある世界について教えていますが、ボン・イヴェールのバンドのみなさんも一緒にやりませんかとご招待したいと言っていますよ!」。
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