ザ・ブラック・キーズのダン・オウアーバック、ロックは衰退したなどと言っているやつはバカだと語る

ザ・ブラック・キーズのダン・オウアーバック、ロックは衰退したなどと言っているやつはバカだと語る - 2011年作『エル・カミーノ』2011年作『エル・カミーノ』

現在新作『エル・カミーノ』を引っさげて、アークティック・モンキーズとアメリカ・ツアー中のザ・ブラック・キーズだが、ギターのダン・オウアーバックはロックンロールが死にかかっているなどと言い張る輩は「バカだ」と語っている。

WGRDの取材に応えたダンはロックが衰えているという論議は「くだらない」としていて、ギター・ミュージックが消滅しつつあるという議論への反証としてフー・ファイターズを挙げている。

先頃、ロック・ミュージックの状態のいかんなどについてはどうでもいいとも語っているダンは次のように説明している。

「もう議論としてくだらなさすぎて、あまりにもバカだとしか思えないね。結局、プレスにとってなにか話題が必要だとか、そういうことでしかないように思えてね。16歳になってエレキを買ったっていうことが古くなったりすることなんてないから。どんな時代になっても、音楽をやるガキはいるはずだからさ。バンドをやるキッズだっていつまでもいるはずだよ」

さらにダンはこう続ける。「あらゆるものがサイクルでめぐってるんだよ。そのうちめぐってきてまた人気が出るんだ。フー・ファイターズなんて今じゃ世界最大のバンドになってるくらいじゃん。ライヴっていったらスタジアムだよ。そんな状態でなんでロックが死んでんだよ?」

その一方でドラムのパトリック・カーニーは先月ロックの衰退について次のように語っていた。「ロックンロールは死に絶えつつあるし、それはニッケルバックが世界で一番人気のバンドでもいいとリスナーが妥協したからなんだよ」。

さらにパトリックはこう続けていた。「おかげでみんなも世界で最大の人気を誇るバンドは常にゴミ・バンドでいいんだということにも慣れちゃったんだよ。それで誰も自分から世界最大のバンドになろうと打って出なくもなったっていうね。ほんとクソだろ、そんなこと」。

その一方でパトリックはアリーナ級の会場を自分たちが舞台とすることもそう長くは続かないだろうとNMEに語っている。「どう考えても俺たちって世界で最高に上手いバンドじゃないから。たまたま現時点では世界でも人気の高いバンドのひとつになっているっていうだけでね。音楽はいつも変わっていくもんだし、こうやってトップに近いところでしばし居させてもらっているのは本当にラッキーなことなんだよ。でも、それも長続きはしないよ」。

また、ダンは今年のBBCの再注目新人リストであるサウンド・オブ・2012のトップを飾ったウガンダ系イギリス人アーティストのマイケル・キワヌカとのコラボレーション・トラック“Lasan”を公開している。

マイケルとダンのコラボレーションによる“Lasan”はこちらから→
http://soundcloud.com/michaelkiwanuka/lasan


(c)NME.COM / IPC Media 2012
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