現在ザ・ブラック・キーズに同行してアメリカ・ツアー中のアークティック・モンキーズだが、ドラムのマット・ヘルダースは次回作の方向性がニュー・シングル"R U Mine?"やシングル"サック・イット・アンド・シー"のB面曲"Evil Twin"の文脈にそったものになるだろうと語っている。
エグザミナー誌の取材に応えたマットは新曲について訊かれてこう答えている。「"R U Mine?"の流れを汲んで、俺たちとしてはもっとこういう曲をやりたいと思ってるんだ。だから、"Evil Twin"や"R U Mine?"のようなレコードを作るのがいいかなっていう感じになってきてるんだよ」。
また、現在のツアーについてマットは初めてサポートとしてツアーをしていることを次のように語っている。「駆け出しの頃からこういうツアーをやってみたいと思ってきて、それはサポートをやったことがないからで、イギリスでもどこでもまだやったことなかったんだ。どういうバンドだったらうまくいくのかなあって結構思案も重ねてて、実はよさげなオファーもいろいろ受けてたんだけど、どれもバンドのタイミングが合わなくてこれまで実現してなかったんだよ。で、今度のは断ったらアホだろっていうもんだったからさ。ものすごいツアーになってるし、でも、俺たちもここまではこういうことはやらずに自力でやれるところまでやり尽くしたとも思ってるんだよ」。
なお、バンドはデジタル・ダウンロード・シングルだった"R U Mine?"を新曲"Electricity"とカップリングさせて4月21日のレコード・ストア・デイに7インチ・アナログ・シングルとしてリリースするが、この曲についてマットはこう語っている。
「"Electricity"をレコーディングしたのはちょうど"ブラック・トレアクル"のB面曲になった"You & I"もレコーディングした時で、あともう1曲、結局うまくいかなかった曲があったんだよ。これはこれでいい曲だったんだけど、"R U Mine?"とはうまく合わなかったから、やっぱり"Electricity"の方がしっくりくるかなっていうことでね。もうレコーディングが済んでいて、でも誰も聴いたことのない曲っていうのはもうこれしかないんだよね」
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