震災直後の昨年3月の日本公演に続いて先月行なった来日公演が好評だったシンディ・ローパーだが、今年自伝の出版を準備しているという。
本はシンディの子供時代に始まって80年代に“ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン”“タイム・アフター・タイム”“トゥルー・カラーズ”などのヒット・シングルで成功し、その後のキャリアと私生活における紆余曲折を追ったものになるといい、『Cyndi Lauper』というタイトルで秋にアトリア・ブックスから刊行される予定だ。
本で著述される自身の生きざまについてシンディはプレス・リリースで「わたしってうまいこといく時もあれば、いかない時もあるの」と語っているとAP通信は伝えている。
また、今年に入ってシンディは自身の代表曲でもある“トゥルー・カラーズ”がアメリカの大統領選の共和党候補として指名を争っているミット・ロムニーを批判するキャンペーン広告に使われたことに異議を唱えて使用をやめさせている。シンディはツイッターで経緯を次のように説明している。
「電話をもらってわたしの“トゥルー・カラーズ”がロムニーを貶し倒すコマーシャルに使われたっていうことで。まず最初にわたしは使用を認めていない。かといって、わたしはロムニーの支持者ではないし、実際には支持していない。けれどもそんなことにわたしの曲が使われたくはないの。わたしの曲を使いたかった人はまずわたしに聞くべきだったし、ロムニーを貶めたいんだったら、とりあえずわたしの曲は使わないでっていうことね」
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