4月27日から大々的な世界ツアーに乗り出すレディー・ガガだが、ツイッターでダイエットについて洒落を書き込んだところ自身のフォロワーや摂食障害団体から集中砲火を浴びてしまっている。
問題のツイートはツアーに備えたダイエットと過酷なトレーニングについて"ボーン・ディス・ウェイ"をもじったもので次のようなものだった。
「バックスピンのトレーニングをようやく終わらせた。チーズバーガーを夢見ながらサラダを食べているところ。#ポップ・シンガーは食べないもの#わたしはこう生まれついている」
しかし、このコメントがファンの怒りを呼び、@アヤシャファルコというユーザーから「どうしてそんなメッセージを発したの? こんな深刻な病気を冗談のネタにするなんてひどい」とツイートし、@オーデミというユーザーは「あまりにも間違ってる」とコメントし、さらに@レキシエウスというユーザーは「レディー・ガガが口にした発言でも最もバカなもののひとつ」とコメントしている。
その一方で、アメリカ摂食障害協会も次のようにこの発言は聞き捨てならないというコメントをツイートしている。
「ちょっと。これは最近、女の子たちにダイエットなんかやめろと言っていた同じ人ですか」
実はレディー・ガガは今年2月にシンポジウムで摂食障害を患っていたことを語っていて、自分の声を守るためにも過食症を乗り越えなければならなかったと明らかにしていた。さらに自身の容姿をめぐるコンプレックスについてレディー・ガガはこう語っていた。「高校の頃はいつも吐いたり戻したりしてたから、元々がそんなに自信のある人間じゃないのね。でも、今こうやってそのことを話せるのは、もうそういうことをしないようになったからかもしれない。昔はやせっぽちのバレリーナみたいな身体になりたかったんだけど、現実的には肉感的なイタリア系の女の子で毎晩父親がミートボールを食べていたっていう」
なお、自身のツイートで批判を受けながらも、世界最大のフォロワーを誇るレディー・ガガのツイッター・アカウントは彼女に大きな貢献をもたらしていて、昨年9千万ドル(約72億円)ともいわれたレディ・ガガの収益の30パーセントはツイッターのフォロワーによってもたされたものだとウォール・ストリート・ジャーナル紙が指摘している。
(c) NME.COM / IPC Media 2012