6月20日に新作となるサード・アルバム『ストリーツ・イン・ザ・スカイ』をリリースするジ・エナミーだが、ヴォーカルとギターのトム・クラークは近所にパン屋のグレッグスがある街中に住みたいため地方に買った邸宅を売り払うことにしたと語っている。
トムは田舎暮らしだとソーセージ・ロールを買うにもなにかと不便だと『ザ・サン』紙に次のように語っている。
「もう農場を売ろうかと思っててね。ぼくはバーミンガム、それからコヴェントリーと都会で育って、それから田舎のど真ん中に家を買ったんだ。すごくきれいなところだし、うさぎの出産とかも見たし、鳶とか鷹が飛んでいるところも見ることもできたよ。でも、やっぱりなんか違うんだよね」
さらにトムはこう続けている。「やっぱり歩いて行ける距離にグレッグスがあってほしいわけで、思いついた時にソーセージ・ロールが買いたいんだよ」。
なお、ベースのアンディ・ホプキンスは先頃、バンドの2009年のセカンド『ミュージック・フォーザ・ピープル』は「政治的過ぎた」と『NME』に語っていて、新作では自分たちのルーツに立ち戻っていると説明している。
「セカンドではちょっと政治的になりすぎたかもしれないけど、そうしたかったわけじゃなくて、そうなっちゃったっていうものなんだよね。新作は自分たちの人生や自分たちの周りにいる人たちの生き様に触発されているという意味ではファーストみたいなアルバムだよ。ぼくたちとぼくたちの仲間とぼくたちの間で起きていることについての作品なんだ。ただ、作品のなかで表現されているムードは様々なんだよ」
バンドは新作のリリースにあわせて5月に短いツアーを行うほか、ライヴ・アット・リーズ・フェスティヴァルやV・フェスティヴァルへの出演も予定している。
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