現在最新作『ヴァルネラヴル』のツアーを敢行していて、ワープド・ツアーにも参加しているジ・ユーズドだが、ヴォーカルのバート・マクラッケンは今月自身の犯罪歴のためカナダに入国させてもらえなくなったという。
「入れてもらえないんだよ」とバートは『ローリング・ストーン』誌に訴えている。「もう向こう10年はだめだって言うんだよね。『カナダに戻ってくる前にはこの犯罪歴のリハビリが必要だ』っていうんだよ。意味わかんないよ」。
バートによれば、犯罪歴といっても「2001年とか03年とかのすごい昔の軽犯罪なくらいで、住居不法侵入とかなんだよ」ということで、バンド自体がそのために何度か入国を断られているとか。さらにベースのジェフ・ハワードは「俺たちのスタッフも半分くらい入国できなかったこともあるからね」と語っている。
カナダのツアーそのものは大好きなのだが、バンドとしては入国にいつも難儀しているとバートは語っていて、身体検査をされることもあるそうで、肛門を拡げる検査までさせられるという。ただ、こういう検査をバンドがさせられるようになったのはバートのせいだとジェフは説明していて、それはバートがバスに大麻を忘れっ放しにしたことがあったからだとのことだ。
なお、対策としてバンドはカナダの国境に近い年のツアーを組んだり、カナダのパスポートを持っているとただで入れるファック・カナダ・ツアーを考えたりするかもしれないと語っている。