最新作『レゾリューション』を引っ提げてヨーロッパを精力的にツアーしていたラム・オブ・ゴッドだが、ヴォーカルのライアン・ブライスが6月28日に公演を予定していたチェコのプラハで殺人罪の容疑で逮捕されたという。ライアンはプラハの会場のハード・ロック・ケイジで出番前に逮捕され、その後容疑を宣告され、バンドはライヴの中止に追い込まれたそうだ。
ライアンに嫌疑がかかっているのは2年前の2010年にバンドがプラハのクラブ・アバトンで行ったライヴで起きた事件をめぐってのもので、この時ファンがステージに乱入し、そこから乱闘へと発展してそのファンが傷を負ったと地元のメディアは伝えている。その後、その傷がもととなってそのファンは死亡したとのことで、当局はライアンにそのファンの死の責任があると追及しているという。
プラハ警察が発表した声明によれば「当方は問題の歌手を逮捕し、第4度の暴行を被害者のファンに与え結果的に死に至らしめた罪状で追及している」とのことだ。
バンドの代理人を務めているマリア・フェレーロはライアンは「誤って訴追されているが、弁護士団が事件について取り組んでいて完全に釈放されることになるものと考えている」とエグザミナー紙に語っている。
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