フー・ファイターズは9月5日にノースカロライナ州シャーロットで開催される民主党全国大会に出演してパフォーマンスを披露することを明らかにしている。

5日の大会のうち、オバマ大統領の選挙資金支援キャンペーンとなるロック・ザ・ヴォートにバンドは出演する予定で、他にジャック・ジョンソン、アッシャー・ロス、モーション・シティ・サウンドトラックらも出演を予定している。

フー・ファイターズは2004年以来、民主党を公に支援してきて、04年の大統領選でジョン・ケリーを推した理由については次のように説明していた。「ジョン・ケリーのキャンペーンにああいう形で関わることになったのは、俺たちの"タイムズ・ライク・ディーズ"がジョーン・ブッシュのキャンペーン集会で使われていたのがわかって、すごく腹が立ったからだったんだ」。フー・ファイターズは今年に入ってからもオバマ大統領支援イヴェントにヘッドライナー出演していて、オバマ大統領も「フー・ファイターズ大好きだよ！」とバンドをイヴェントで称えたとか。

ただ、5日の民主党大会についてはちょうどMTVのヴィデオ音楽大賞授賞式とバッティングするので、かねてから名の通ったミュージシャンに出演してもらえなくなるのではという懸念も囁かれてもいたが、フー・ファイターズの出演で超メジャー級アーティストが少なくともひとつは民主党大会を優先したことになると『スピン』は伝えている。

なお、フロリダ州タンパで開催される共和党大会では、キッド・ロック、3・ドアーズ・ダウン、テイラー・ヒックスらが共和党の大統領候補ミット・ロムニーを支持してパフォーマンスを行なう。

また、9月1日にアイオワ州ディモインズで開催される民主党大会には、ザ・ナショナルの他、サウンドガーデンのクリス・コーネルも参加することが明らかになっている。

なお、フー・ファイターズは先週末行われたレディング・アンド・リーズ・フェスティヴァルに出演したが、デイヴはこの時このライヴがツアーの最後のものになると語り、「相当長い間はこれで最後になる」とも説明したとか。ただ、アメリカではまだライヴを4公演残している。バンドはまた新作制作にも着手しているとも伝えられている。