自身のファッション・ライン、ロッカウェアでウォール街占拠運動をもじった「すべてのストリートを占拠せよ」という文句のTシャツを販売しているジェイ・Zだが、ここにきて占拠運動に対して疑問を呈している。
『ニューヨーク・タイムス』紙とのインタヴューに応えてジェイ・Zは「なんのために闘ってるんだよ? なんのための闘いなのか俺にはわからないんだよね。俺たちはなにを求めてるんだって。きみにはわかる?」と問いかけている。
もともと「すべてのストリートを占拠せよ」Tシャツはウォール街占拠運動を支持する目的で販売されたものでもなかったため、占拠運動側からは批判の的ともなってきていて、ロッカウェアは「『すべてのストリートを占拠せよ』とはさまざまな場所で変化を起こす必要があることを人々に促すもので、なにもウォール街に限られたものではないことを指摘しているものです」という声明文で対応していた。
また、占拠運動への支持も表明したデフ・ジャムの創業者ラッセル・シモンズに対しても「公園でピクニックなんて行ってらんねえよ。なにをしたらいいのわかんないし」と話したことをジェイ・Zは説明している。「ああいうことをいろいろ宣言するにももうちょっと明確にやった方がいいと思うんだよな。というのも、『1パーセントはあれだ!』と決めつけたところで、実際には違うんだからさ」。
推定で4億6千万ドル(約363億円)もの資産を持つとされているジェイ・Zは起業家を敵とみなすのは間違っていると指摘している。「人を強奪し、人を騙し、定額償還貸付とかあの手この手を使って、人の家を巻き上げてるのは確かに1パーセントの人間だし、それは犯罪だし、悪いことだよ。でも、起業家であることは悪いことじゃないよ。ここは自由経済社会なんだからね。アメリカはその上に築かれてあるんだからさ」
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