ザ・フーのピート・タウンゼント、ステージでキース・ムーンやジョン・エントウィッスルの霊を感じると語る

ザ・フーのピート・タウンゼント、ステージでキース・ムーンやジョン・エントウィッスルの霊を感じると語る

11月からアメリカで『四重人格』を敢行するザ・フーだが、ピート・タウンゼントはステージでは「キース・ムーンやジョン・エントウィッスルの霊を感じたりするよ」と語っている。

ニューヨークで行われたインストア・イヴェントに出席したピートは『ローリング・ストーン』誌の創業者のヤン・ウェナーのインタヴューの中で、次のように語っている。

「ザ・フーにとっての第2期ともいえる時期は2000年とか01年くらいにまたツアーを再開してから始まったんだよ。特にザック・スターキーと一緒だとあのサウンドをまた響かせることができるようになったんだ。それが今ではザックがいても難しくなっちゃったね」

ピートがそう言うのはジョン・エントウィッスルが2002年6月に急死したからで、その後のライヴ環境を次のように説明している。

「ジョンのサウンドは本当に大きくて、豊かで、有機的だったからね。ジョンが亡くなってからは、ステージにすっぽり大きな穴が空いちゃってね、実は俺としてはそこに入り込むことでいろいろ隙間をみつけて自分の音を拡げることもできたんだよ。だから、ギター・プレイヤーとしては、仕事はジョンがいない方がやりやすいと言わざるをえないんだよね。だけど、あのとてつもなくて、力強くて、ドライヴのかかった、肉感的な音をなんとか再現したいザ・フーのメンバーとしては、ジョンはいなくなってしまったと諦めざるをえないんだよ。もう俺の力じゃあれを再現することはできないね」

なお、インストア・イヴェントはピートが新しく出版した自伝『Who Am I』の宣伝のためのものだった。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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