「本性を剥き出しにできる機会をやっともらった」――Ken Yokoyama、震災後初のアルバムをbridge最新号に語る

「本性を剥き出しにできる機会をやっともらった」――Ken Yokoyama、震災後初のアルバムをbridge最新号に語る

Ken Yokoyama「今回は素をさらけ出して。ロックを鳴らす人間が自分の本性を剥き出しにできる機会をやっともらったような気がするんです」


Ken Yokoyama、通算5枚目のフルアルバム『Best Wishes』。震災以降の日本に向かい合い、彼が見いだした答えが詰まったアルバムだ。そんな新作のリリースを機に、本人が語ったロングインタヴューが発売中の『bridge』73号に掲載されている。

インタヴューの冒頭、震災以前を振り返り、「平和ボケしてたなってすごく思うんですよ。怒らなくてもいいことに怒って、自分の態度をキープしてみたり」と語るKen Yokoyamaだが、震災以前と現在の自分を比べ、以下のようにも話している。


「今でもパンクロッカーだと思ってますけど、前はパンクロックの役割を、自分なりに全うしたかったんですよ。それが震災以前の自分であって。ところが震災以降……もうそんなことしてる場合じゃない。やっぱ今は、震災で傷ついた人とか国とかをまた立て直すために、やれることは全部、やさしい気持ちでやるべきだろう――やさしい気持ちかどうか、ほんとはわかんないんですけども、そういうふうにシフトしていったんで」


他にもKen Yokoyamaは今回のインタヴューの中で、PIZZA OF DEATHについて、再始動を果たしたHi-STANDARDとAIR JAMについて、ソロ作に登場する「Ricky Punks」というキャラクターに寄せる思いなど、多くを語っている。そして最後に、Kenはこんな力強い言葉を残している。


「第3章ですかね、やっと。第3章本格デビュー。とんでもないものを生めたのかなっていう実感はある」

アルバム『Best Wishes』で彼が歌いたかったこととは? 
3.11を経て彼はどう変わったのか? 
様々な角度から今のKen Yokoyamaにせまり、本人すら気付いていない本当の姿まで浮かび上がる貴重なロングインタヴューとなっている。
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする