今年のグラミー賞の最優秀作品賞に輝いたマムフォード・アンド・サンズの『バベル』は受賞効果で次週のチャート1位に返り咲きそうな勢いだとビルボード誌が伝えている。
授賞式の日で締め括られた週ですでにアルバムは5万4千枚と50パーセント増というセールスの上昇を見せ、7位から4位へとチャート・ポジションを上げているが、それに続く週では15万枚のセールスを上げており、1位に再び輝く可能性が高いという。
また授賞式前の2月5日にリリースした『バベル』のデラックス盤も後押しとなっていて、大手スーパー・チェーンのターゲットのみでリリースされたライヴ3曲入りヴァージョンと、「Gentlemen on the Road」盤として一般にリリースされたライヴ12曲入りヴァージョンのどちらも好調な動きを見せているという。
昨年のグラミー賞後にはアデルの『21』が207パーセント増というセールスの急上昇を記録するという快挙を見せ、23万7千枚から73万枚までセールスを伸ばすという驚異的な数字を叩き出し1位に輝くことになった。また、アデルは6部門で受賞という偉業も達成し、パフォーマンスでも喉の手術以来初のものを披露した。
今年はマムフォード・アンド・サンズのほか、ブルーノ・マーズ、ファン.、ザ・ルミニアーズなど、授賞式パフォーマンスを行なったアーティストがそれぞれにセールスを伸ばす見込みだとのこと。
ブルーノの『アンオーソドックス・ジュークボックス』は8万枚、ファン.の『サム・ナイツ~蒼い夜~』とザ・ルミニアーズのファースト・アルバムがそれぞれに7万枚近く動くのではないかと『ビルボード』誌は予想している。