スウェード、前作『ニュー・モーニング』でバンドの歴史は終われなかったと語る
2013.03.15 18:00
3月27日に11年ぶりの新作『ブラッドスポーツ』をリリースするスウェードのブレット・アンダーソンとマット・オスマンは新作制作の動機として、バンドの歴史を書き換える絶好の機会だったと語っている。さらにマットは2002年の『ニュー・モーニング』では有終の美は飾れないとしていて、そのツアーも「退屈でそつのない」内容となったが、かつてスウェードでそんなことは一度もなかったことだったと語っている。「スウェードの活動を通していい時も悪い時もあったし、バンドの出来が最悪なこともあったけど、退屈なことだけは決してなかったんだよ。でも、スウェードは退屈な状態で終わってしまったんだ。前のアルバムを振り返ってみて、聴き直してみて、ジャケットを眺めてみると、やっぱりどこか腑に落ちないんだ。これで終わるべきものじゃないんだよなってね。でも『ブラッドスポーツ』に関しては、これがどう評価されようとも、自分たちではなにか美しくて複雑でそんな感じのものを形にすることはできたと思えるんだ」バンドは『ニュー・モーニング』リリース後の2003年に解散することになったが、10年にライヴのため再結成し、そこから今回の新作制作に繋がったがブレットは次のように語っている。「このアルバムでの顔触れは(1997年の)『カミング・アップ』と同じものにはなってるけど、10年間も離れていたせいでデビュー作をまた作っているような気分だったんだよ。そんな新鮮さをぼくたちも作品に求めてたし。特に"Barriers"を書けたことが大きな転換点になったかな。どういうわけかこの曲は、自己パロディに陥ることなくいかにスウェードらしく音を鳴らすかという微妙なところをどんぴしゃりで捉えることに成功したんだ。これで充分に新鮮な試みになったんだ。そういう意味ですごく重要なトラックだったね」また、ブレットは『NME』について、イギリスの音楽業界が常に刺激的なのは『NME』のような雑誌の功績だと語っている。スウェードは駆け出しの頃から『NME』では注目され紙面に頻繁に登場し、アルバム・デビュー前の1992年10月には初めて表紙を飾ることにもなった。「ぼくたちは失業保険で食い繋いでいたのが、『NME』の表紙になって、人生の両極端をいっぺんに経験したようなものだからすごく楽しかったよね。それがまた音楽のよさのひとつなんだよ。本当に人を押し上げてくれるんだよ。人生にはそういう可能性があるというのが驚くべきことだよね。とても素晴らしいことだと思う」マットはさらにこう語っている。「自分のレコード・コレクションを見てみても『NME』のライターがこれはいいレコードだと評していて自分でも気に入りそうな気がしたから買ったっていう作品がいろいろあるんだよ。『NME』のライターがいいと言っている作品にお小遣いをよく使ってたもんだよ」(c) NME.COM / IPC Media 2012