ダフト・パンクのシングル"ゲット・ラッキー"はイギリスでリリースからほぼ2か月で100万枚のセールスを突破し、ミリオン・セラーに輝いたことが明らかになっている。イギリスでは今年に入ってからセールス100万枚を記録したシングルはほかに9枚あるが、いずれも昨年リリースされた作品であるため、"ゲット・ラッキー"は2013年に入ってから最大のヒット・シングルとなっているとザ・ガーディアン紙が伝えている。
今回の快挙について"ゲット・ラッキー"で共演したナイル・ロジャーズは次のように語っている。
「"ゲット・ラッキー"がイギリスで100万枚売ったというのもすごいけど、わずか69日間でというのもまたすごいね。畏れ入っちゃうよ! しかも、この曲の成り立ちを考えるとなおさらだよね。大好きだった連中と、なんかやってみようぜってスタジオに入っただけだったんだからね。その結果がこうだよ? これ以上にすごいことってないよ、誰もこうなることを考えてなかったんだからね」
「俺もこれまで大ヒット作を出してきたし、1位も獲得はしてきたよ。ただ、俺の場合、アメリカでは1位を獲得してきてるけど、他ではないんだよ。その一方で、イギリスではすごくよく売れたレコードがアメリカではたいしたことなかったっていうこともあった。それがこんなどこでもヒットする、いつでもどこでも聴けるレコードに恵まれるとはね。自分でびっくりしちゃうよ! 今ツアーに出てるから、どこへ行っても耳に入ってくるんだよ。まさに驚愕だよ!」
また、"ゲット・ラッキー"はフランスのアーティストがイギリスでのミリオン・セラーに輝くまでの最速記録を樹立したが、これまでの記録保持作品はフランスのアーティストとしてイギリスでミリオン・セラーを初めて記録したデイヴィッド・ゲッタの"タイタニウム"で、79週目にして"ゲット・ラッキー"に記録を破られることになった。
"ゲット・ラッキー"はイギリスでミリオン・セラーに輝いた136枚目のシングルとなっていて、これまでの歴代ミリオン・セラーには1976年のエルトン・ジョンの"恋のデュエット"、95年のピーター・アンドレの"ミステリアス・ガール"、01年のアトミック・キトゥンの"ホール・アゲイン"、08年のキングス・オブ・レオンの"ユーズ・サムバディ"、11年のエド・シーランの"Aチーム~飛べない天使たち~"、11年のデイヴィッド・ゲッタの"タイタニウム"、12年のジェイムス・アーサーの"Impossible"、12年のPSYの"江南スタイル"などがある。なお、歴代最大のシングルはエルトン・ジョンの"ユー・ルック・トゥナイト"/"キャンドル・イン・ザ・ウインド1997"で491万枚のセールスを記録している。