アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーはフェスティヴァル出演などでは、自身の母親が会場に来るのを禁止にしなくてはならないと語っている。

実際にはアレックスの母親ペニーはグラストンベリーに駆けつけ、観客からハッピー・バースデイを歌ってもらうなどして自身の誕生日を祝ったが、アレックスは母親が会場にいるのでは悪さもできないし、親子の間では母親にはアークティック・モンキーズが出演しないフェスティヴァルなら母ペニーも行っていいという取り決めを交わしたとか。

グラストンベリーでの母ペニーの様子についてアレックスは「すごく楽しんでたみたいだね。たぶん、俺よりもね」と『ザ・サン』紙に語っている。「自分の仲間全員引き連れてやってきてたんだよ。俺だってチケットなんか全然取ってあげてなくて、自分の誕生日だからって全部一人で仕切って乗り込んできたんだよ。でもさ、デカいフェスティヴァルにいて、その会場のどっかに母ちゃんがいるっていうのもさ、考えもんだよな。全然悪さもできないし」

「だから、お願いしたんだよね、この先はおふくろの行きたいフェスティヴァルと俺が出てるフェスティヴァルを確認し合おうってね。でも、母親のことは大好きなんだよ、そこは勘違いしないでね」

なお、9月11日にはここ1年のイギリスとアイルランドの最優秀アルバムに表彰されるマーキュリー賞の候補作品が発表されたが、9月4日にリリースされたばかりの最新作の『AM』はデヴィッド・ボウイの『ザ・ネクスト・デイ』と並んで受賞の本命と目されている。賭け屋のウィリアム・ヒルによれば、現在『AM』と『ザ・ネクスト・デイ』はともにオッズ5倍という候補作品中一番の本命作品となっている。

その一方でオフィシャル・チャーツ・カンパニーによれば、『AM』はダフト・パンクの『ランダム・アクセス・メモリーズ』を退けて今年第1週目の最大セールスを成し遂げる勢いを見せているという。イギリスでは『AM』は9月9日にリリースになっていて、11日の時点ですでに9万7千枚のセールスを記録しているので、このままのペースで売れ続けると『ランダム・アクセス・メモリーズ』の16万5千枚の記録を抜いて、今年の第1週アルバム・セールス記録を塗り替えることになるという。

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