そんな、ammoの熱い思いがギュッと詰め込まれた本作について、3人がじっくりとインタビューで語ってくれています。制作期間について、岡本優星(Vo・G)は、「“SING ALONE GOOD”、“ナイタールーム”、“意解けない”あたりは1年ぐらい前にできてて、ずっと温めてた曲なんです。残りの7曲はここ数ヶ月で録った感じですね、ツアーとツアーの合間に」とサラッと答えていたが、この感じがバンドとしての成長を感じるし、今まさにかなりいいモードなのだとわかる。
ammoといえば、キャッチーなメロディーとキュッと心を掴まれるフレーズ、そして言葉遊びが魅力的なバンドだと筆者は感じています。本作の収録曲“愛魔性の女”の歌詞にもその面白さが出ていて、冒頭の《｢会いたい｣なんて照れくさいから／｢飯でもどうですか？｣って／遠回しに話しかけました》。この「遠回しに話しかけました」ってよくないですか!? かなりリアルな感情だし、友達と話すときとかはよく出てくる表現だけど、歌詞として聴くからこそこのひと言で主人公の心情が全部伝わってくる。やっぱり、ワードセンスが匠ですよ！
まだ、ammoのことをよく知らないという人は、ammoらしい曲も新しいアプローチに挑戦した曲も収録されている『SONG LIE』について、じっくりと紐解いていった本誌のインタビューと合わせながらこの作品を楽しんでみてほしいです。
本誌ではクールでかっこいい3人の写真でしたが、その撮影後に緊張がほぐれたのか、少し砕けて可愛いらしい3人の表情もかなりよかったので、このブログではそのときの1枚をお届けさせてもらいます。（岩田知大）
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