ポール・マッカートニー、“イエスタデイ”は母親について歌っていたと語る

ポール・マッカートニー、“イエスタデイ”は母親について歌っていたと語る - (c)2013 Mary McCartney(c)2013 Mary McCartney

10月14日に新作『NEW』をリリースするポール・マッカートニーだが、ザ・ビートルズ時代に自身が書いた楽曲の中でも最も有名な作品の一つ“イエスタデイ”について、当時は自分でもわかっていなかったが、自身の母親のことなのだろうと『MOJO』誌に語っている。

「“イエスタデイ”については今歌っているとね、当時はわかってなかったんだけど、おふくろのことを歌っていたんだと思うんだよ。というのも『なぜ彼女は行かなければならなかったのか、僕にはわからない/彼女も何も言わなかったし/僕がなにか間違ったことを言ったのか』というくだりはやっぱり今考えるとそう思えるんだよね。これについては心理学者の研究材料にもなるんじゃないのかな」

ポールは14歳の時に母親メアリーを失っていて、この経験がやはり17歳で母ジュリアを失っていたジョン・レノンとの絆を強めたといわれている。“イエスタデイ”は1965年の『ヘルプ!』に収録されていて、ビートルズの最高傑作のひとつともいわれているが、20世紀中だけで少なくとも700万回生演奏されていると言われていて、2200曲ものカヴァー・レコーディングを生んでおり、曲そのものもグラミー賞の殿堂で表彰されている。

その後もポールは最初の妻のリンダ・マッカートニーや盟友ジョンの死などを経験していくが、こうした逆境を乗り越えられたのも、リヴァプールという北部出身の生い立ちと気風のせいなのかなと語っている。

「乗り越えられたのは僕の持ち前の性格のせいだと思うよ。これはやっぱり僕の家族やリヴァプールで育ったことにまで遡るわけで、どんなに最低な状況になったとしても、折り合って楽しくやり過ごさなきゃだめだって教え込まれるんだよ」

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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