ジャック・ホワイトのサード・マン・レコードは、かつてエルヴィス・プレスリーを世に送り出したサン・レコードのバック・カタログからのリリース第2弾を明らかにしている。
サード・マン・レコードでは夏にもサン・レコードのアーティスト3組のシングルをリリースしているが、今回も7インチ・シングルを3枚リリースすることを明らかにしていて、1枚目はD・A・ハントによる1953年の“Lonesome Old Jail”と“Greyhound Blues”のカップリング、2枚目はロイ・オービソン・アンド・ザ・ティーン・キングスの“Rockhouse”と“You're My Baby”、3枚目はジェリー・リー・ルイスの“火の玉ロック”と“ユー・ウィン・アゲイン”というカップリングになっている。なお、D・A・ハント作品の7インチ・シングル盤としてのリリースは初めてのことで、これまでこのカップリングのレコードは78回転のアナログ盤としてのみリリースされたと考えられてきた。ただ、このカップリングの45回転の7インチ・シングルが2010年に1枚だけ発掘され、ネット・オークションのe-ベイに出品されたところ1万323ドル(約107万円)で落札されたという。
なお、夏のリリースではジョニー・キャッシュの1956年の“ゲット・リズム”、ルーファス・トーマスの“ベア・キャット”、ザ・プリゾネアーズの“雨に歩けば”の3枚がリリースされた。サード・マン・レコードでは次のように今回のリリースについて告知している。
「これはサン・レコードとサード・マン・レコードの提携リリースの一環で、さらなるリリースもすでに企画されています。どのリリースもサン・レコードのオリジナル盤に忠実なものとなっていて、有名なロゴやレーベル・デザインも再現し、さらにシングルのジャケットには78回転盤から45回転盤への移行期にジャケットから抜け落ちてしまい、社主のサム・フィリップスが残念がっていたという鶏のイラストも補足したものになっています」
サード・マン・レコードのリリース情報はこちらから。
http://thirdmanstore.com/featured/sun-records-reissue-bundle-2-d-a-hunt-roy-orbison-jerry-lee-lewis
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