ピクシーズのブラック・フランシス、ベースの交代劇について説明したくないと語る

ピクシーズのブラック・フランシス、ベースの交代劇について説明したくないと語る

ピクシーズのブラック・フランシスはここのところのベーシスト交代劇について説明したくないと語っている。

ピクシーズでは6月に脱退したキム・ディールの後任として加入していたキム・シャタックが先月解雇されていたことが明らかになり、キムも「ショックだった」と先週語っていた。その後、キム・シャタックの後任にはズワンやア・パーフェクト・サークルで活躍してきたパズ・レンチャンティンが加わっていることが明らかになっている。

ブラック・フランシスは今回の交代劇についてヤフー・ミュージックに次のように語っている。
「大きなはてなマークとなっているのは、そんなにうまくいってるんだったら、なぜまたいちいちいじるのかってことだよね。それは疑問に思って当然だとも思うけど、でも、僕が言いたいのは、誰かとやってライヴがいくつかうまくいったからって、あるいはレコーディイングがうまくいったからって、それだけでその人と結婚していつまでも一緒にやっていくわけじゃないってことなんだよ。バンドをやってると、そういうふうには物事は運ばないんだ。それにこういうことはなかなか説明しづらいんだよね、特にみんながある人物に心情的に執着し始めてしまうとね。

はっきり言って、そんな説明なんて誰にもしたくないもんだし。大方、すごく個人的でプライヴェートなことだから。なんかね、政治とスポーツとみんなの私生活が現代においてはぐちゃぐちゃに混同されちゃってるのと同じようなことなんだよ。そういうことってものすごく傲慢なことなんだよね、『なんかそちらの世界でいろいろ変化があったみたいだね、どういうことなのか声明を出してくれない?』っていう態度さながらで。僕は市長じゃないし、こちとら市バスを経営してるわけじゃないんだから。こっちはロック・バンドをやってるんだよ。

ラインナップに変化があったらしいと……へー、だから? 僕たちに関していえば、そんなことどうってことないことだから」

なお、パズの加入についてドラムのデイヴ・ラヴァリングは「いろんなベーシストと演奏をするのはこのバンドにとっては新しい体験だけど、やっててすごく楽しいよ」と語っている。

パズは来年のツアーから本格的にピクシーズとして活動することになっている。

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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