モリッシー、ユニバーサル傘下のハーヴェスト・レコードと契約。新作をリリースへ

モリッシー、ユニバーサル傘下のハーヴェスト・レコードと契約。新作をリリースへ

2009年の『イヤーズ・オブ・リフューザル』リリース以後、レコード契約のないまま新作をリリースできない状態が続いていたモリッシーだが、ユニバーサル傘下でピンク・フロイドなどのカタログを抱えるハーヴェスト・レコードと世界契約を交わしたことを明らかにしている。

ハーヴェストの共同経営者であるピエロ・ジラモンティとジャクリーン・サターンは、今回の契約の1枚目のアルバムは2014年後半にリリースされると明らかにしていて、『イヤーズ・オブ・リフューザル』以来5年ぶりとなる10枚目の新作の制作にも取りかかっていると説明している。なお、レコーディングはフランスで行っていて、プロデューサーはレイチェル・ヤマザキやザ・ストロークスらの作品で知られるジョー・チッカレッリが迎えられているという。

レコーディングには現在のモリッシーのバンドが臨んでいて、ギターにボズ・ブーラーとジェシー・トバイアス、ベースにソロモン・ウォーカー、ドラムにマシュー・ウォーカー、キーボードにグスタヴォ・マンズールという顔触れになっているという。

現在はユニバーサル傘下にあり、ハーヴェストの親会社になるキャピトル・レコード代表のスティーヴ・バーネットは次のようにモリッシーの獲得について語っている。

「モリッシーはその音楽とライヴ・パフォーマンスが30年前に世界的なオーディエンスの心を捉え、その後ずっと捉えたままにしている、唯一無二のアーティストです。誠実さという意味では妥協を知らず、ファンへの献身も並大抵のものではなく、実に独創的でありながらわたしたちの文化に必要な表現を歌っているアーティストなのです。モリッシーがキャピトル・ミュージック・グループに加わったこと、そして、もっと重要なことに、5年ぶりとなる新作をレコーディングしていることは実に素晴らしいことです」

なお、今年に入ってからモリッシーは小説執筆に取りかかっていることを明らかにしているが、新作についても次のように語っていた。

「実はこれから新しいアルバムのレコーディングを始めようとしていて、そのうちの曲のひとつが"Istanbul"というものなんだ。イスタンブールは世界中の都市の中で僕としてはローマの次に好きなんだよ。イスタンブールにいると僕は絶対に死なないような気分になってくるんだ。僕の人生はイスタンブールと実に相性が合うんだよ」

また、『イヤーズ・オブ・リフューザル』以後、契約を探している時期にモリッシーはアルバム1枚分のレコーディングを新作として済ませていたといわれているが、この作品の行方については明らかになっていない。

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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