メタリカのラーズ・ウルリッヒ、グラミー賞初受賞を逃した時のことを振り返る

メタリカのラーズ・ウルリッヒ、グラミー賞初受賞を逃した時のことを振り返る

ライヴ映像作品『スルー・ザ・ネヴァー』のDVD/ブルーレイを4月2日にリリースするメタリカだが、ラーズ・ウルリッヒは1989年にグラミー賞受賞を逃した時のことを最悪だったと振り返っている。

この年のグラミー賞授賞式でメタリカは『メタル・ジャスティス』で最優秀ハード・ロック/メタル・パフォーマンス賞の候補になっていて、受賞が決まればバンドにとって初のグラミー賞となるはずだった。しかし、アルバム収録曲でその後メタリカの代表曲の一つともなった“One”のパフォーマンスを行った後、賞はジェスロ・タルに輝くことが判明したという。

「ジェスロ・タルの名前が読み上げられた時、みんながそれまでずっと考えていたことがまたしても頭の中で蘇ってきたっていう感じだったよ」とラーズは当時のことを振り返っている。

「つまり、グラミーって今起きてることとはまるでズレてるっていう思いだよね。全米音楽芸術学院の中で起きていることはさておいて、実際の音楽の世界で本当に起きていることからは数年くらいの単位で遅れてるっていうね」

「どれだけ最悪だったかというと、レコード会社はちょうどレコード店に配る“『メタル・ジャスティス』グラミー賞獲得!! ”っていう告知ポスターを1万枚刷り上げたばっかりだったんだよ。それで俺たちも『どうせなら、“グラミーでやっぱり敗北!!”っていうステッカーを追加で作ってそれを貼ってこのポスターも使ってみたら?』って話し合ってたんだよ」

なお、ジェスロ・タルについてラーズは次のように語っている。
「(ヴォーカルとフルートの)イアン・アンダーソンには会ったこともないと思うんだけど。この間、連中の曲を聴いてたんだよ。それで15歳になる息子に『俺たちが初めて候補になった年にグラミーをさらっていったのはこのバンドなんだよ』って説明したんだ。あの頃はわけのわからないことが多かったなあ」

この時の結果についてはグラミー賞史上最大の番狂わせの一つとしても語り草となっていて、自分たちの受賞はありえないと見込んでいたジェスロ・タルのメンバーは1人も授賞式に出席していなかっただけでなく、その後は受賞への批判にまで答えていかなければならなくなった。自分たちはハード・ロックだと思うかという問いにイアン・アンダーソンは「僕たちもマンドリンをハードに演奏することはたまにあるよ」と答えたことで知られている。

今年のグラミー賞パフォーマンスではメタリカは初パフォーマンスからの25周年を記念して“One”をクラシック・ピアニスト、ラン・ランとの共演という形で披露した。

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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