日本公演後、マカオに向かい、本日3月12日に上海公演を行うザ・ローリング・ストーンズだが、キース・リチャーズは娘セオドラ・リチャーズと絵本を出版することが明らかになっている。
絵本は『Gus and Me: The Story of My Granddad and My First Guitar(ガスとぼく:ぼくのおじいちゃんとはじめてのギターの物語)』といって、絵はアーティストであるセオドラが手がけているが、写真も収録しているという。9月2日に刊行予定だと『ローリング・ストーン』誌が伝えている。
物語はキースの自伝『ライフ』でも紹介された、キースに音楽への関心をたきつけた祖父で、ジャズ・バンドのミュージシャンでもあったセオドア・オーガスタス・デュプリーをめぐるものになっていて、声明でキースは次のように語っている。
「俺はちょうど5人目の孫に恵まれたところだし、孫にどういうことを話したらいいものなのか、よく心得てるつもりだよ。子供と祖父母の間の絆っていうのは特別なものだし、大切にされるべきものなんだよ。これはそんな不思議な瞬間を扱ったお話なんだ。せめてガスが俺にとってそうだったくらいに、俺も孫にとって、いいじいちゃんになってみたいもんだよ」
また、セオドラは家族の歴史についてよく知る機会を得られて嬉しかったと次のように語っている。
「このプロジェクトにみんながわたしも参加させようとしているとわかった時、わたしは直感的に即座にやらせてくださいと答えたし、そうして本当によかったと思ってます。父と祖父の関係がどういうものだったのか探ってみること自体が贈り物のような機会となったし。この過程で学んだことはどれも生きることをしっかり肯定してくれるものでした」
現在28歳でニューヨークのヴィジュアル・アーツ大学やニューヨーク芸術学院で学んだセオドラは、絵本用の作品に着手するにあたって、ロンドンの郊外のダートフォードにあるキースの実家を訪ね、キースの幼少時の写真などの資料を漁ったという。
ダートフォードに戻ってみた感想についてキースは2010年に『ローリング・ストーン』誌に次のように語っている。
「最初はまるで赤の他人のような感じでよそよそしいんだよ。でも、そのうち、微かなことを思い出し始めるんだよ。そういえば、ガスランプの匂いがしたもんだっけなあとか、祖母がせわしそうに動き回っている様子とか、祖父が『坊主に卵と芋を作ってやれ』とか言ったりしてる声とかがね」