レディー・ガガは3月14日にテキサス州オースティンで行われているサウス・バイ・サウスウェスト・フェスティヴァルで基調講演を行い、音楽における企業スポンサーの問題などについて語ったが、音楽の力について語っている最中に感極まって涙する一幕もあったという。
講演中「友達が弾いてくれたベースラインが心と魂に響いたような時、そういう時が本当の音楽の話なのよ」とレディー・ガガは涙をぬぐいながらと語ったという。
また、レディー・ガガはこの前日にドリトスがスポンサーとなったライヴを行っているが、講演の司会役を果たしたフューズのジョン・ノリスにスポンサーが関わった仕事をすることについて批判されていることをどう思うかと問われ、次のように答えている。
「そういうことをいろいろ言ってる人とかはね、音楽業界の置かれている状況なんて少しもわかってないと思うのね。スポンサーとかなしには、こうした企業がいくつも集まってわたしたちのことを助けてくれてなかったら、サウス・バイ・サウスウェストに来てるアーティストなんて1組もいなかっただろうし、フェスティヴァルだってさっぱり開催されてなかったはずなのね。レコード会社にはまるでお金がもうないんだから」
「ドリトスとレディー・ガガ、サムスンとジェイ・Z、この組み合わせに疑問を呈する人に訊きたいけど、テキサス州オースティンでライヴを観られなくしたい理由がなんかあるわけ?」
なお、13日にレディー・ガガが行ったサウス・バイ・サウスウェストでのライヴでは、レディー・ガガが串刺しにされてローストにされていったり、吐瀉物をまきかけられる演出なども含むパフォーマンスになっていたが、その意図について次のように語っている。
「ファンと音楽と音楽体験の間の絆を作り上げるという、サウス・バイ・サウスウェストの精神に見合うものをなにかやりたかったのね。ステージのセットもオースティン近辺で制作したものだし、できるだけオースティン市に還元したかったの」
なお、ステージで使われたバーベキューの看板はニューヨークでイタリア・レストランを経営している父親がライヴ後に回収するという。また、吐瀉物によるアート作品やパフォーマンス・アートを制作するアーティストのミリー・ブラウンの起用については次のように語っている。
「インターネットでパフォーマンス・アートについて話題にしている人が増えて嬉しかったわ。パフォーマンスやそれが曲にとってどういう意味を持つかということについては思うところがあってやっていることだから」
「マーティン・ルーサー・キング牧師は暴力を使うことなしに革命を始めることができると考え、アンディ・ウォーホールはスープの缶をアートにできると考えたわけで、時には不思議なものが世の中を変えることも可能なのよね。だからって吐瀉物が世の中を変えられると言いたいわけじゃないんだけど」
その一方で、レディー・ガガは講演の中で『アートポップ』の第2部をレコーディングし、もう仕上げてあることを明らかにしている。
「一般には公開されていない作品が長い期間にわたって作られてきているの。わたしや友達とだけで聴くレコードを作るのも楽しいものなのよ。実はわたしの手元には『アートポップ』の第2部があって、これが大好きなの」
さらに自身の独立性について次のように説明している。
「わたしは妥協を強いられること、ここにいたくないと思わされるほど自分の才能が現金化されることを助長することも拒否する。その時は全部止めるから。そのままやめるの。自分以外のなにかさせられるのだったら、商品マーケットから身を引くわよ。わたしは棺桶に入れられるまでずっとわたし自身でいるつもりだから」
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