レディー・ガガは嘔吐物を浴びるなどしたサウス・バイ・サウスウェスト・フェスティヴァルでのライヴへの批判に応えている。
この時のライヴには吐瀉物をそのまま作品にしているロンドン在住のアーティスト、ミリー・ブラウンが参加し、“Swine”の演奏で光沢のある緑色の液体をミリーがレディー・ガガに吐きかけるパフォーマンスを披露し、その後、レディー・ガガと豚のセットにまたがりレディー・ガガと一緒に性交を思わせるような仕草を曲の終わりまで見せた。
アメリカのテレビの朝のワイド・ショー『トゥデイ』に出演したレディー・ガガはこのライヴについて語っていて、特にミリーとの絡みのパフォーマンスは『アートポップ』の本質を体現するものだったと説明し、自身もミリーも一部から批判を浴びることは当然予想していたと打ち明けている。
「まあ、二人ともすっかり驚いたわけでもないし、誰もが全員あのパフォーマンスを喜ぶわけじゃないとわかってたし。でも、わたしもミリーもアーティスティックな表現と強烈なアイデンティティというものに信念を置いているのね。わたしはミリーやミリーの活動を応援しているし。わたしの新作『アートポップ』はアートと音楽を一つにして、クリエイティヴな反逆心を持つことを意味しているの。だから、わたしたちにとって、あのパフォーマンスはそれの最もピュアな形だったのね。でも、なかにはああいうものにはついていけない人もいるというのはよくわかってるわよ」
また、この時のパフォーマンスは摂食障害を美化しているとデミ・ロヴァートから批判もされたが、ミリーはこれに対して「わたしが自分の身体を使ってなにか美しいものを作ったり、自己表現をして力強さを感じることと、自分の身体を酷使して自分を罰し、社会の規範に屈服することとの間には明らかに違いがある」と反論している。
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