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トップバッターは、レゲエ、ヒップホップ等様々な要素を吸収し、若く瑞々しい感性でリリカルなうたに紡ぎ上げてゆく RADWIMPS。「寂しがり屋のお前らに捧げる!」との野田のMCで“ヒキコモリロリン”、ギター・アルペジオから徐々に昂ぶりフロアを巻き込んでいく “何十年後かに「君」と出会っていなかったアナタに向けた歌”、そして、4からのプチ「擬似カウントダウン」で“イーディーピー”。ラスト、“25コ目の染色体”まで、盛り上がりっぱなし。




続いては渋谷陽一recommendsコーナー、「グランジにも影響を与え、世界的に活躍するふたり。ロックがDNAに組み込まれている!」との絶賛の後、少年ナイフが登場! キュート&パワフルなめくるめく少年ナイフ・ワールドが展開。さらに! BEAT CRUSADERSのヒダカが飛び入り! 歓喜にどよめくフロア。“Are you ready to rock?”とのヒダカの呼び掛けに続き、“I wanna be sedated” の競演。「ロックンロール、最高です!」(ヒダカ)、「よいお年を!」(少年ナイフ)、小手先じゃない本物のロック、文句なしにかっこいい!




続いて、超満員で始まった音速ライン。メンバー4人がお互いに向き合って音を鳴らし合い呼吸を確かめ合ってから、彼らは観客に身体を向けた。大久保(B)の「今日は飛ばしていくんで」というMC通り、“街風”“流星ライン”、新曲の“ナツメ”を含め、ラストの“逢瀬川”まで一貫して大盛り上がり。 センチメンタルなメロディとすさまじい疾走感で駆け抜け、圧倒的な熱量をフロアに放出した彼ら。壮観、圧巻のアクトだった。




全身からギューっと搾り出すようにして、心のど真ん中に何かを懸命に訴えかけてくる小田のハスキー・ヴォイス、うたごころたっぷりのメロディ、男っぽいタフなバンド・アンサンブル、とにかく熱い!No Regret Life。“メロディー”“その瞬間に”と疾駆、「幸せですか? 俺すっげー幸せ」とのMC後、“Wonderful World”そしてラストは“失くした言葉”。ステージとフロアとががっちりと結び付いていた光景に、胸を打たれた。(大前多恵)