ぼくのりりっくのぼうよみ『hollow world』について

ぼくのりりっくのぼうよみ『hollow world』について

「リア充/非リア充」という、だいぶ死語になった言葉があるけれど、今の若い人たちにとっては、最初から当たり前のように非リアルはリアルよりも充実している。
非リアルのほうがリアルよりもカラフルでエモーショナル。
でも、それは別に悲しいことではない。
だって、最初からリアルが非リアルで、非リアルがリアルなのだから。

この17才の現役高校生アーティストの、あまりにも豊かな感情表現で彩られた音楽を聴いているとそれがよくわかる。
特に、この東市篤憲監督による“sub/objective”のMVを観ると一発でその感覚が伝わると思う。


時代が変わり始めている――というか、もう時代は変わっていて、それに気付いている人と、気付いていない人がパラレルに同居している。
そんな状況を可視化するアーティストが、ぼくのりりっくのぼうよみ、である。(古河)
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