ゆずの東京ドーム、「ゆずのみ」を観て

ゆずの東京ドーム、「ゆずのみ」を観て
「20周年突入記念 弾き語りライブ」を行う場所が東京ドーム。
それがこれほど自然に成立するアーティストは、ゆず以外にいないだろう。
しかも観ていて、ふたりで演奏していることを忘れる瞬間だらけだった。
そして東京ドームでやっていることも忘れる瞬間だらけだった。
お客さんの参加度が極めて高いのもゆずのライブの特徴だけれど、本当にそこにいた5万人以上のお客さん全員が一緒にこのライブを作ったと実感したんじゃないだろうか。
自分たちにはこれしかできないという原点を守り、自分たちだからできることに常に向き合い、そして自分たちしか考えもしないようなことに約20年挑み続けてきた、今のゆずだからこのような凄いライブができるのだと思う。

2001年、ゆずが初めて東京ドームでライブをしたときも、彼らが選んだのは「ふたりだけの弾き語り」だった。
それも間違いなく彼らにしかできない素晴らしいライブだったが、当然ながら「ふたりで演奏していること」「そこが東京ドームであること」の両方が際立っていた。
あのときの、ゆずのふたりもお客さんも何か見えないものと闘っているような空気は今回の東京ドームにはもうない。
一歩一歩進んできた結果だと思うが、物凄い成長だと思う。
一番変わっていないのは、お客さんが一緒にその日だけのライブを作っている度合いの深さかもしれない。

来年は、20周年に突入。
ドームツアーと、オールタイムベストアルバムのリリースが発表されたが、デビュー時から応援させてもらっている身としてできることを、たくさん一緒にやっていくつもりですので、ご期待ください!(古河)
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