種田陽平展

種田陽平展

明日公開される『借りぐらしのアリエッティ』だが、同時に東京現代美術館で、本作の美術監督を務めた種田陽平の展示会がオープンする。

今日、一足早く、それをチェックできたんだけど、これがまた驚愕の出来。
小人のアリエッティが暮らす、床下の世界が普通の人間サイズで表現されているのだ。

すべてが小人たちが見たサイズ感で作られているので、つまり、ボタンやどんぐり、さらにはゴキブリまでが、めちゃくちゃデカイのである。
しかも、とにかく、すべてがこれがまためちゃくちゃ細やかに作られていて、いかにこの作品の世界観が種田陽平の感性により再現されたかってことがすごく伝わってくる展示会だった。
是非とも、映画を観たあとに、チェックして欲しい。

他にも昨日このブログで紹介した李相日『悪人』や、岩井俊二『スワロテイル』、クエンティン・タランティーノ『キル・ビル』など、種田陽平が美術を手掛けた作品の展示もあり、映画と美術の関係が非常によくわかる興味深い内容だった。(内田亮)
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