もうすぐしたらアカデミー賞のノミネーションが発表されるのだが、ほぼ確実に主演女優賞にノミネーションされるのが『ブラック・スワン』におけるナタリー・ポートマン。
今日、ようやく自分も『ブラック・スワン』を観れたんだけど、その演技は圧巻。最初はよく観る“眉間にシワ”の心配顔ナタリーと思ってたけど、1時間ぐらいしたところで彼女が醸し出すなんとも言えないパラノイアにグイグイ引っ張られる。
ダーレン・アロノフスキーの演出は、常に背筋に冷や汗状態にさせられるぐらいに、とことん不愉快で(この映画において、これは最大級の賛辞です)、何度も目を逸らしたくなる映画なんだけど、それでもナタリーにグイグイ引っ張られる。
本当に見応えバッチリの映画であるし、これは絶対におすすめです。
前にもこのブログで書いたが、とにかく予告編レベルでも充分にその不穏さが伝わってくるはず。
http://www.youtube.com/watch?v=5jaI1XOB-bs
CUTでも近いうちにでかく特集したいと思います。(内田亮)
(C)2010 Twentieth Century Fox