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    菅野よう子自身も好きなアルバム。

    菅野よう子自身も好きなアルバム。

    非常に個人的なお話ですが、原稿を書くときのフェイバリットBGMとして、かなりの長い間重宝させてもらっているのがこれ。
    菅野よう子による『怪獣図鑑』と『妖精図鑑』。そもそもはゲームのサントラで、両方ともとても楽しい作品。
    菅野よう子作品の世界観はほんとうに多岐にわたっているので一概には言えませんが、もしかしたら、もっとも「素描」に近いのはこれなんじゃないかと思うし、何回聴いても、発見がある。
    あのファニーでアクロバティックで、だけどノーブルな菅野よう子楽曲って、へぇ、こんなふうに生まれてくるんだーという感じ。ちょっとした種明かしをしてくれているような感覚。
    原稿を書くときに聴くっていうのは、自分もこのくらい楽しげに、軽やかに書けたらいいのになっていう、そんな個人的な希望によります。

    この前、初めて菅野よう子さんのインタビューをさせてもらったんだけど、その取材が終わった後、この作品が本当に好きで……という話をさせてもらった。
    そしたら、菅野さんご自身も「だよね? これいいよね? わたしも大好きなんだー」と笑っていた。
    ま、それだけの話なんですが、最近、『マクロスF』特集のことをずっと考えていて、この作品を何度も聴く日々が続いてるので、なんとなく書かせてもらっちゃいました、はい。

    ただ、そんな菅野さんのインタビューはかなり読み応えがあると思うので期待してほしい。
    『マクロスF』を紐解くキーワードがガンガン飛び出してくるし、そんな意味では、『マクロスF』をまったく知らないという人にも非常にわかりやすいテキストになっているんじゃないかなとも思う。ぜひ。(小柳)
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