ストーンズの結成50周年ライブをアナウンスする映像があまりにほほえましいもので、昨日、今日と何度も観ちゃってるんですが、その流れでちょっと気になった映画がこれ。
”Not Fade Away”。
本国では、今年12月に公開されるインディーズ映画で、先日はニューヨーク映画祭で上映され、そこそこ好評だったらしい。
ストーンズの名曲がタイトルになっているこの映画が描くのは、「ストーンズみたいなバンドを作ろう」と結成されたバンドをめぐる、若者たちの紆余曲折のストーリー。
舞台は、1960年代のニュージャージーで、もろにガレージからスタートしたバンドが徐々に成長し、ブレイクを果たし、やがて人間関係の軋轢や思い上がりがその人生に揺さぶりをかける、という、まあ言ってしまえばよくある映画、ということになるんだと思う。
ただ、この映画が面白そうなのは、あくまで、スターになっていく息子とその父親の関係性が肝になっているところ。
凡百のバンド/ミュージシャンものと比べるとずっと地に足のついた、堅実なドラマになっているものと思われます。
で、たぶん、ものすごくいい場面で”ノット・フェイド・アウェイ”が流れるんだろうなー。
このトレイラーで使われているのは、”パラシュート・ウーマン”。
監督は、『ソプラノズ』のデヴィッド・チェイス。これをステップに映画監督としての仕事もガンガン増えていきそう。
ちなみに、前述のストーンズの50周年ライブの告知映像はこちら。最高。(小柳)