ホーン、ストリングスなどを含む16人編成を基調に回ったツアーの最終日であり、3年以上にわたって活動を共にしてきたキーボードの堀江博久が参加する最後の日でもあったNHKホールでのthe HIATUSのライブが凄かった。
いわゆるロックバンドがホーンやストリングスをバックに演奏する感じとは全く違っていて、ホーンもストリングスもすべてがロックの楽器として鳴っていて、同時にバンドの音は細美の歌も含めてすべてがオーケストラとして鳴っていた。
そして細美が音楽によって表現しようとしている親密さ、温かさ、正直さが初めてELLEGARDENを観た時からも、the HIATUSを始めた時からも、まったく変わっていないことに改めて感動した。
それが今日のライブでは、ただただありのまま伝わるようになっていたのだ。
遂にあるべき姿に戻った、今日の細美はそんな風に見えた。(古河)
細美武士の親密さ、温かさ、正直さが結実した日
2012.12.06 22:18