安藤玉恵、ハマケン、竹中直人


・現在絶賛発売中のCUT1月号の「今月の裏表紙」のコーナーにご登場いただいた、安藤玉恵が出演中。
「誰?」と思った方。『あまちゃん』の栗原ちゃんです。

・竹中直人と演出家の倉持裕が立ち上げた、「直人と倉持の会」の初公演。

・ハマケンが出ている。
最近はすっかり俳優業が板についているハマケンさんですが、プロとして演劇の舞台に立つのはこれが初めて。

・音楽を担当しているのが、ex.SAKEROCK、現在はショピンとHei Tanakaで活動中の田中馨。

というわけで、現在本多劇場で上演中の『夜更かしの女たち』を観に行きました。
そのお三方以外には、中越典子、マイコ、風吹ジュン、馬渕英俚可、篠原ともえが出演。
豪華。顔ぶれ的に、というのもあるが、舞台でガチで勝負できる人しか出ていない、というのが、観れば明らか、という意味での豪華さです。

そんな中で、ハマケン、ちゃんと「そこに交じって舞台にいるのがあたりまえ」な存在感を発揮していて、ちょっとびっくりしました。
観る前は、ハマケン大丈夫かな、と、正直、心配だったので。

たとえば、私は大人計画が大好きなんですが、松尾スズキにしろ宮藤官九郎にしろ、自身が演出する舞台では、もうあからさまに、圧倒的に、始まった瞬間にそうとわかるくらい、「舞台でしかできないこと」をやっておられます。
というのに比べると、この『夜更かしの女たち』は、途中まで「……あれ? これ、うーん……映画とかドラマでもよくない?」とか「小説でもいいんじゃない?」と思いながら観ていたんだけど、途中で思いっきり、これが「舞台でしかできないこと」なのがわかる、というものでした。
ちょっとびっくり。
で、オチにもびっくり。
なのに、終わっても、全然すっきりしない。もやあっとしたものが残ったまま。
でも、だからもう1回観たくなる。
そんな芝居でした。おもしろかった。

東京公演は29日まで。そのあと、1月12日(日)から、大阪・名古屋・高松・高知・長崎・福岡を回る公演です。
公式サイトはこちら。http://www.naoto-kuramochi.com/

上は、フライヤーに載っているキャストの写真。

(兵庫)
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