『バンクラプト!』ツアーも見納め時期に入っただけに、脂が乗り切ったパフォーマンスだったのはもはや当然だったにせよ、シンセ・ポップがここまでの洗練性で、まっすぐなエンターテインメントとして提示されていたとは!
それこそ"Entertainment"で始まり"Entertainment"のリプライズで終わったライブ。トーマも何度もダイブを決めていた。
フェニックスにはちくりとしたシニシズムがいつも込められているが、それをぶちまけることで全開のポップになる。その解放の仕方が抜群に洗練されていて、それでいて大衆的であるという、ポップアートな彼らの本質を余すところなく伝えるショーだった。
昨日のクルーウェラ、ゼッドの盛り上がりと、今日のスカイ・フェレイラ、THE 1975、そしてフェニックスと、ポップの革新性と有無を言わせぬ享楽性にただただ幸せな2日間だった。
SUMMER SONIC2014。お見事!天晴れ!Phoenix。
2014.08.16 22:35